安徽省取材最終日、今日はまず、黄山市にあある古民家が集まる町を訪れました。この場所は市の中心から西に走り北に進路を変え約40km行った場所にあります。 黄山市で古民家というと、世界遺産に指定された宏村・西逓が有名ですが、我々が向かったのは「唐模」という場所です。唐の時代に町ができ、宋・元の時代に発展し、明・清の時代に栄えました。町を通る川に沿って安徽省の伝統建築様式の民家が建てられ、更に田畑が広がる風景は宏村など共通の安徽省の古い村落の特徴です。
安徽省取材6日目は黄山市に入り、日本人にも人気の高い黄山を訪れました。 1990年に世界自然遺産・世界文化遺産に登録され、2004年には世界ジオパークに指定された黄山は、登山客が毎年300万人前後訪れています。 今日は登山コース入り口に来た時点で霧が立ち込めていて、景観を楽しむのは無理かと諦めかけていました。ですが、遠景が霧で白く見え、手前の岩や松が暗く見えるので水墨画そのものといえるような風景を楽しむことができました。
安徽省取材5日目、昨日に引き続き安慶市を巡ります。 まず訪れたのは、紡織、服装、金融投資などを経営項目にすえた安徽華茂グループの安慶華茂Beste紡績科学技術有限会社です。 華茂グループは1958年にここ安慶市で創業し、今では年間に高級紡績糸5.5万トン、幅120~360センチまでの高級生地80万キロメートルを製造しています。
安徽省取材4日目午前、引き続き蕪湖市内を取材しました。 本日は経済の発展状況を知るため、工場が並ぶ「蕪湖三山経済開発区」を訪れました。 この開発区は2001年3月に設立し、2006年2月には安徽省政府の認可を得て省レベルの開発区になりました。現在では、計画に沿って3つの産業に力を入れており、有名企業が集まっています。
合肥を出発しバスに揺られること3時間弱、我々CRI記者団一行は150km離れた蕪湖市にやってきました。ここは長江に面していて、合肥からは2kmに及ぶ川幅にかかる橋を通り市内に入ります。 同市は約6000平方キロの地に384.5万人が住んでいて、1876年の煙台条約(芝罘条約)で開港し、今でもカトリック教会など33の美しい洋風建築物が残されています。 さて、到着した一行はまず蕪湖市政務文化センターで同市の曹哨兵副市長や段玉嘉宣伝部長などに取材を行いました。
9月16日午後、記者団一行は合肥にある中国科学技術大学先端技術研究院と中国科学技術大学訊飛情報技術会社を取材しました。 まず中国科学技術大学先端技術研究院にて関係者から同研究院の発展状況の説明を受けました。 それによりますと、同研究院は2012年10月に設立され、科学技術のスペシャリスト育成とイノベーションに力を入れてきており、今年の8月中旬までに、31件の企業との合同研究(開発センター)を経験し、56のベンチャー企業を立ち上げました。