・志摩さん 去年は河北省を取材しましたが、今回は山西省ということで、とても、楽しみにしています。山西省は、世界遺産に指定されている豊かな歴史遺産とともに、「石炭の海に浮かんでいる」と形容されるほど、石炭の生産量が多いところと聞いています。 内陸のこれからの発展が期待される、山西省が、歴史を生かして、また資源を生かして、今、どう生まれ変わろうとしているのか皆さんにお伝えできればと思っています……
・王穎穎さん 久々の国内出張!しかも前代未聞の高速鉄道で?もうちょっと遠いところに行きたかったのに……でも、高速鉄道の旅も、まあ、いいか! 山西省、北京から比較的近い場所ですが、意外に初めてです。今回の目的地は晋城、山西省の南に位置し、鉱物資源に恵まれ石炭、天然ガス、鉄、銅、金、銀などを産出しています……
晋城市は「石炭の海に浮かぶ街」。毎回繰り返してきたこの言葉ですが、5日間取材して分かったのは、晋城市は今、石炭産業を母体に「夜空に開く花火」のように四方八方に新たな産業の花を開かせようとしているという事です。 この日見学したのは車のホイールの製造会社。シンガポールの会社と業務提携し、現在年間200種類、200万個のホイールを生産し、国内で4位から5位に位置するホイール会社です……
晋城市は「石炭の海に浮かぶ街」というのは繰り返し書きましたが、「シルクの海に浮かぶ街」でもあるのです!というのはちょっと大げさですが実は晋城市は中国の絹産業の発祥地の一つで、今でも、高級シルクが生産されています…… これはシルクを薄くのばして、布団を作る体験コーナー。私もやってみましたが、小さなシルクのかたまりを四方に引っ張ると、スーッと、布団の大きさまで広がります。雲の上のような布団の柔らかな手触りが素敵でした……
この機械何をしているのかわかりますか?実は「コールベッドメタン」、を採掘しているのです。 「コールベッドメタン」は炭層ガスとも呼ばれ、石炭層から採取されるガスです。おもな成分はメタンで、天然ガスの価格上昇に伴い、新しい、エネルギー源の一つとして注目され始めています。 「コールベッドメタン」は……
晋城市のある山西省は「石炭の海に浮かんでいる」と言われるほど、石炭の埋蔵量の多いところですが、その半分を担っているのが晋城市です。でも、それだけではありません!晋城市は華夏文化の発祥地の一つで、多くの歴史建造物の残る、中国の「優秀観光都市」でもあるのです。今日は、その代表的な場所「皇城相府」をたずね、すっかり感激してしまいました。 皇城相府は清の時代の康煕帝に仕えた陳廷敬という人の官邸だったところです。広さは10万平方メートル。なんといっても、山の形に従って作られた建築が特徴で……
日本語部をはじめ、各言語部の外国人記者が山西省晋城市を訪ね、今日から5日間にわたり、その様子を紹介します。日本語部からは、私志摩と王頴頴さんが参加しました。 旅のスタートは北京西駅です。西駅は敷地面積51万平方メートルで、アジアでも、もっとも大きな駅の一つです。ビルの高さは90メートルあります。 中は、広々とした通路で、朝7時でも、大勢の旅行客であふれていました……