安徽華茂グループは、1958年に設立された中国の綿紡績の逸品を作り出す生産基地です。本部は安徽省安慶市に位置し、そこには他に3カ所の工業パークがあります。現在では紡績、染め色、服装の他にも不動産、金融投資など多分野の経営をしています。

　華茂・ベステ会社は、華茂グループとイタリアの高級生地生産企業のベステ（Beste）会社による合弁会社で、華茂グループが生産した良質の綿布を原料にして、高級の紡績生地を生産しています。製品はコートやTシャツ、Yシャツの生地のほか、天然繊維、合成繊維、新たな複合繊維の生地などがあり、いずれもArmani、Zegna、PRADAなどの一流の世界的ブランドに供給されています。

　これら一流ブランドに製品を供給するためには、高品質を確保しなければなりません。イタリア人のワット社長は「華茂は中国紡績業のトップ企業で、Besteはイタリアの一流企業だ。2つの大企業の協力で、技術は大きく向上した。我々はこのような協力を通じて、世界の一流ブランドに最も高級な製品を提供していきたい。この目的を達成するため我々はイタリアから最も先進な設備を輸入し、専門の技術者を招いて技術管理にあてている。設備技術と技術的パラメータはBesteと同じであり、Besteと同品質の製品の生産を実現した」と述べました。

　現在、華茂・ベステ会社は「乗風」ブランドの糸を年間5.5万トン、「銀波」ブランドの綿布を年間8000万メートル生産しており、製品は有名なブランドとなり、日本、イタリア、ドイツなどへ販売されています。将来の見通しに言及した際、ワット社長は「我々職員は、誰もがこの国際的な家族の一員になったことを嬉しく思っており、我々の企業を世界的な一流ブランドに良質の製品を提供する、世界的にも最先端の企業に成長させる自信を持っており、将来の見通しは明るい」と述べました。華茂グループは中国の綿紡績逸品生産基地と技術革新基地になる目標に向かって前進しています。