「自然に近く、リラックスできる雰囲気を出したかったので「有草」という店名にしたのです」とオーナー兼デザイナーである李迪さんは言う。「素材も全て天然のもので、とても着心地がいいですよ。」
北京、北海公園の北側にある「後海」は今ではすっかり北京のバースポットになっている。その「後海」から歩いてすぐのところにある小道「煙袋斜街」も、現代的でおしゃれなスポットに変わった。
「煙袋斜街」にある李迪さんのお店「有草」は、そんなおしゃれなお店がひしめく中でもひときわ目立っている。お店入り口の窓ガラスには、カラフルでポップなデザインのもようが窓いっぱいに張られており、その下にはファッションショーの模様がテレビで流されている。ファッションが好きな人なら思わず足を止めてしまう。
「私は性格的に楽観主義者です。色というのは人間の精神面にも大きな影響を及ぼします。ですから、私はお客さんにはできるだけ明るい色合いの服を提供し、気持ちから明るくなって欲しいと思っているのです。」そんな彼女がデザインする服はどれもカラフル。赤、緑を中心に、ショッキングピンクなど。北京で服装デザインの勉強をした後、フランスに渡り一年間の服装デザインの勉強をした。西洋的美意識と東洋的美意識をバランスよく取り入れたデザイン、それが李迪さんが目ざす服作りの概念なのだ。
「有草」
北京市西城区地安門外大街煙袋斜街76号 (電話)010-6406-7513
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