北京の故宮、東華門のすぐ目の前にあるフランス料理&バー。竹が生い茂る入り口が目印になっている。
外観は四合院風の作りだが、店内はとてもモダンな内装となっている。そして、地下には併設のギャラリーが。ギャラリーでは常時、これから注目したい中国の現代アーティストの作品を展示している。しかも、無料で観覧できるところが嬉しい。
地下で現代アートを観賞した後、一階のレストランスペースで故宮を目にしながら、高級フランス料理を味わって欲しい。北京で発行されている英語のフリーペーパー「that's beijing」の2005年前半期注目のレストランで、「ユニークで、あっと言わせるレストラン」のベストワンにもランクした「四合苑」。ここで出されるフランス料理は、お店オリジナル。料金は決して安いとはいえないが、この立地条件、サービスだと納得がいくだろう。ワインの種類も豊富だ。
お料理を味わった後、狭い階段を上がって小さなお部屋へ。そこでは、タバコやコーヒーなどをゆっくり味わえる空間となっている。一杯100元の飲料は、おそらく誰もが高いと思うだろうが、大きな窓から見える故宮を目にすれば、その料金にも納得。夏の夕方、夕日が落ちる頃を見計らって、是非その小さな空間でゆっくりと北京の夕方を味わってみるのもいいだろう。大きな窓から見渡せる、夕日と故宮。そんな景観を見ていると、まるで時間が止まったかのような、あわただしい現代、大きな発展を見せるいつもの北京にいるような感じがしない。
現代のアートが楽しめ、古代の歴史ある北京をも楽しめる、国内外の著名人からも評価の高いレストラン&バー、それが「四合苑」なのだ。
「四合苑」
北京市東華門大街95号 (電話)010‐6526‐8882
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