2005年4月にオープンしたカフェ「喜鵲珈琲」は、北京市内鼓楼の東側、中央戯劇学院すぐそばの胡同の中にある。
場所柄、中央戯劇学院の学生、留学生はもとより、映画、芝居、音楽など、芸術に精通する人々が多く訪れる。
北京の昔ながらの四合院を改築し、すっかり現代的な空間になっている「喜鵲珈琲」では月1、2回映画イベントなども開催しており、文化交流の場ともなっている。広い店内には、観葉植物、すわり心地のいいソファー、光が十分に入り込む大きな窓、所々飾られた中国チックな置物・・・四合院という古い建物がすっかり現代人の憩いの場になっている。
窓辺の席に座りゆっくりと音楽を聞き、胡同を行き交う人々を見ながらお茶を飲む。あわただしい北京の街にいながら、ゆったりとした時間が味わえる場はなかなか貴重だ。芸術家の卵が集まるというだけあり、お客の誰もがマイペースに自分の時間を過ごせる空間となっている。一人で本を読んだり、友人とおしゃべりに盛り上がったり、店員と芸術の話題をしたり・・・一度訪れればすっかりそのカフェが気に入ってしまうことだろう。
珈琲が一杯12元。飲み物全体の価格をみても、20元前後と安心価格。飲み物の他に、サンドイッチ、ピザ、パスタなどの軽食もある。ついつい長居をしていまう「喜鵲珈琲」には、お客をとりこにさせるなんともいえない雰囲気が漂っているのだ。
「喜鵲珈琲・zha zha cafe」
北京市東城区交道口南Lougu Alley101号 (電話)010-8402-4851
|