10月も残りわずかとなりました。北京では気温が夜には5度近くまで下がり、冷え込みます。11月以降は市からスチーム式の暖房が供給されるので、いまが北京市民にとって一番辛い時期です。朝、顔を洗ったあと皮ふがパリッと張り詰め、冷たい空気が頭を冴えさせます。
北京の緯度は日本の仙台市とほぼ同じですが、秋はとても短いでのす。いま黄色や赤に染まりはじめた紅葉も、強風に吹かれて、しばらく経たないうちに散ってゆくでしょう。それはどこか日本のさくらと似ていて、「満開」になるのを待たずに散り始め、愁いを感じさせます。
そこで今回の『北京の表情』では、石景山区にある放送局周辺で北京の秋をカメラに収めてみました。(文・写真:黄恂恂)
放送局のすぐ側の通りのイチョウの木
よく見ると、先の方から色が黄色く変わりはじめていました。
風に当たる方から、葉が散っていきます。
秋を迎えた石景山区の街
巷にはもうすでに焼き芋が登場!
バス停でバスを待つ人のには防寒服を着ている人もいました。
こんなに風の強い日は、凧揚げにも最適。
(おわり)
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