夏の暑さも峠を過ぎた北京。
羊雲がぽっかりと浮かび、忍びよる秋を思わせる青空でした。お祝い事などに偶数日を好む中国人。8月22日の土曜日(星期六)は、まさに結婚日和と言えます。
さて、中国で最もよく見られる結婚式のスタイルは、ホテルの宴会場やレストランを貸り、挙式のすぐ後に披露宴を開くものですが、ここ数年、北京、上海、広州などの大都会で、ユニークさとおしゃれさを求め、教会で式を挙げる若者が増えつつあります。
この日も、15世紀に建てられた北京最古の教会「南堂」は朝から賑わっていました。中洋折衷と言うべきでしょうか。築山のある前庭をくぐり、そびえたつゴシック様式の礼拝堂前の庭に入ると、人だかりの中に、美しいウェディングドレス姿の花嫁と白や黒の礼服姿がりりしい花むこの姿がひときわ目立っていました。
朝10時半、日本語部の王洋アナと楊思嘉さんの結婚式がここで行われました。若者が多い日本語部は最近、半年ごとに誰かが結婚式が行われていましたが、教会での挙式は今回が初めてです。
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