北京市民の生活の一部になりつつあるネット・ショッピング。本、CD、ゲーム、服、家具、パソコン、それにコンサートのチケット、今ネットで手に入らないものは無いといっても過言ではありません。
ネットで物を買えば、お店まで行く手間が省ける上、より多くのディスカウントを享受することが出来るのですから、これほどいいことはありません。そんなわけで、ネット・ショッピングは北京市民の間で急速に広まったのです。
いま、本を買いたければ「当当網」や「卓越(「アマゾン」の中国語名称)」があるし、服や靴は「淘宝網」があります。電気製品を買う時は「京東商城」です。
この便利な買い物を裏で支えているのは、民営宅急便です。日本の「ヤマト」や「ペリカン便」に当たるもので、運営会社も「園通」、「中通」、「韵達」など多数あります。運送料は全国主要都市が1kgで10元(約150円)とEMSより安く、郵便局の速達よりも便利であることからネット・ショッピンクで購入した品物を届けることによく使われます。
放送局の前に集まった配達員たち
そして、なんといっても民間の宅急便はとにかく早い!北京のお隣、天津市から北京に書類を送る場合は、半日で届きます。届ける時間も指定でき、とても便利です。
渋滞がひどい北京で、これだけ早く品物を届けることに民間の宅急便も頭を一ひねりしています。電動自転車を秘密兵器に、時速30キロで市内をスイスイ走ります。これで高値がつくガソリン代も節約です。
毎日配達、雨の日も雪の日も。
宅急便に関連して、最近北京のデリバリー・サービスも急速に成長しています。インスタント・フード業界では、ピザハットに続き、ケンタッキーやマクドナルドまで、今年相次いでデリバリー業務を開始しました。ネットでメニューを決めてオーダーを出せば、およそ40分で食べ物が自分の下に届くという仕組みです。
こんな快適な生活が出来ることも、北京住民の自慢の一つだといえます。(文・写真:黄恂恂、チェック:吉田)
配達に使われている電動三輪車を発見!
良く見ると、細部には龍や翼の模様が装飾されています。
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