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方旭:やはり、百花斎放のほうが

2009-04-28 09:23:54     cri    

 方旭は梨園最も有名な「裘派花臉」の1人・方栄翔の孫で、祖父と同じ、「」の役柄です。方栄翔は「裘派花臉」の創始者・裘盛戎の自慢の弟子でした。40年代、方栄翔は義勇軍京劇団に参加して、1950年慰問団と共に朝鮮に行き、8年間ずっと朝鮮にいました。そして、1958年に復員して山東省京劇団に入り、亡くなるまで勤めました。方栄翔は1982年、山東省京劇団を率いて、日本で二ヶ月間公演し、日本人観客の好評を博したほか、『東方芸術の至宝』と呼ばれていました。そのときに演じた演目は『鍘美案』だったそうです。方栄翔の生涯で、現在の舞台で活躍している孟広禄、康万生などを含めて27人の弟子を取りました。家族の薫陶を受けて、方旭は3歳の頃からテープを聞きながら歌い始めました。

 

 「そういえば、方さんはそのときから京劇の世界に入ったと言えるでしょう?」

 「そうとも言えますが、勉強ではなく、ただ祖父の真似をしただけです」と、方旭はちょっと照れた顔をしました。

 「おじいさんは、方さんをプロの俳優として育成したがりましたか?」

 「実は、自分が京劇に生涯を捧げた年長者たちは、子孫末裔を京劇の世界に入らせたくないと思います。何故というなら、彼たちはその中の苦しみと切なさを誰よりも知っているのです。しかも、梨園の世界には『千生万旦一淨難求』(優れた『淨』の役者はほかの役柄より最も少ない)という見解があって、『淨』の役者の成功率が最も低く、今、全国には本当に秀でた『淨』の役者は指折り数えるほどわずかです」

 「では、方さんはどうしてまたこの道を歩み始めましたか?」

 「5歳のとき、祖父が心臓病で亡くなり、祖母は祖父への思いを抱いており、家族の芸術を継承する子孫の今後の舞台に活躍する姿を見たがりました。そういうわけで、僕は唯一無二の人となっていました。ちょうどその頃、僕はある少年京劇コンテストで一等賞を受け取り、ますます京劇と切れない縁を結ばれました」

  

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