・ 主な登場人物
関 羽:生(紅生)
熊 虎:浄
張継昌:生(老生)
張鸞姣:旦
苗 信:丑
熊 祥:丑
あらすじ
『斬熊虎』は京劇の中で、三国志の猛将「関羽」に関する一番目の演目であるため、『関羽出世』(関羽の誕生)ともいいます。三国時代、蒲州の熊虎太守(たいしゅ 郡の長官)の息子である熊祥は、父親の威光を笠に着て、強引に張継昌の娘・張鸞姣を奪い取りました。窮地に陥った張継昌は、居酒屋で酒を飲んでいる関羽と偶然出会って、ことの一部始終を話しました。関羽は絶対に張鸞姣を助けるという決意を固め、張継昌を連れて現地の衙門に向かいました。が、現地の県知事・苗信は貪欲な官吏であり、公平に裁判をするどころか、かえって熊祥に対してえこひいきをしました。堪忍袋の緒が切れた関羽は衙門で熊祥と県知事の苗信を殺して、牢獄から張鸞姣を助け出し、一緒に逃走しました。関羽は「玄武祠」まで逃げ、観世音の仙術で悟りを開き、泉水で顔を洗って、真っ赤になりました。その時、熊虎は「玄武祠」に駆けつけ、関羽に殺されました。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |