・ 主な登場人物
包 拯:浄(銅錘花臉)
劉世昌:生(老生)
張別古:丑
趙 大:丑
趙 妻:旦(彩旦)
劉 昇:丑
・ あらすじ
劉世昌は宋朝の絹織物を売る小商人でした。商売でもうけて、召使いの劉昇と一緒に故郷へ戻る途中、南陽県で大雨が降ったので、趙大の家に一晩泊めてもらいました。趙大と妻(趙妻)は劉世昌が持っている金銭や財物を狙って、こっそりと用意した晩餐に毒を入れ、劉世昌と召使いの2人に食べさせました。深夜、劉世昌は急に腹がさしこんで、真相を知ったもののどうしようもなく、恨みを持って死んでしまいました。趙大と妻は劉世昌の死体を砕き、泥と混ぜて黒い「烏盆」を作りました。そして、借金の弁済に当てて、靴屋の張別古に、この烏盆を渡しました。劉世昌の魂は烏盆から出て、自分の恨みを張別古に教え、晴らしてもらおうと願いました。驚いた張別古は烏盆を持って、直ちに包拯の役所に行き、真相を残らず包拯に教えました。悪いことをすれば必ず報いがあり、人を殺して金品を奪った趙大夫婦が結局、死刑になりました。(楊)
『「青天竜図」の包拯』
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