・ 主な登場人物
包 拯:浄(銅錘花臉)
柳金嬋:旦(青衣)
油流鬼:丑(武丑)
・ あらすじ
『探陰山』はこのほど紹介した『鍘判官』中の最も重要な一幕です。ストーリーは「柳金嬋を殺した真犯人を見つけるため、包拯が王朝、馬漢と一緒に冥界へ行きましたが、真相を知らない閻魔王に責められ、閻魔の庁を離れて『陰山』へ行って調査する」場面から始りました。「判官」(閻魔王の配下にあって生死をつかさどる官)は勝手に「生死簿」(現世の人々の生死をすでに書き込んだノート)を書き変えた上、閻魔王をごまかして、こっそりと柳金嬋の魂を隠してしまいました。途方にくれた包拯は陰山で以前の色々な裁判の思い出にふけっていました。そんな時に、重要な証人の油流鬼が現れました。油流鬼は冥界で灯火に灯油を加える鬼であり、本殿の灯油を加えている時に判官の悪事を見てしまい、柳金嬋を同情して陰山で包拯に真相を話しました。しかも、包拯に柳金嬋の魂とあわせて、直接本人に真犯人を確かめました。証拠を握った包拯は油流鬼をつれて、もう一度閻魔の庁へ向かいました。
『「青天竜図」の包拯』
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