EUの輪番議長国であるルクセンブルクのアッセルボーン外相は15日、「16日に開かれるEU首脳会議の任務は非常に困難なものである。会議に参加する首脳たちは、『EU憲法条約』の前途について明確な決定を出さなければならない」と述べました。
アッセルボーンEU議長は、「フランスとオランダが国民投票で『EU憲法条約』を否決したことを鑑み、EUはこの条約の批准プロセスを延期し、条約の見通しの問題で共通の認識を達しなければならない。さもなければ、EU全体のイメージが大きな影響を受ける可能性がある」と述べました。
別の報道によりますと、フランス、オランダが「EU憲法条約」を否決したことの影響を受けて、ポルトガル、ドイツ、ルクセンブルクなど国の民衆の条約への支持率が大幅に低下しているとのことです。
ドイツ大統領府は同日、「ケーラー大統領はしばらくの間、『EU憲法条約』批准の大統領令にサインしない」との声明を発表しました。
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