欧州議会のボレル議長、EU・欧州連合のいまの議長国であるルクセンブルクのユンケル首相、及び欧州委員会のバローゾ事務局長は29日共同声明を発表し、フランスの国民投票で「EU憲法条約」が否決されたことに遺憾を表明しました。
この声明は、「フランスはEUの重要加盟国として、これまで50年、欧州の未来ため重要な役割を発揮してきた。EUは、フランスの国民投票で"EU憲法条約"が否決されたことを遺憾に思うが、EUはフランス国民の選択を尊重する」としています。
この声明はまた、「フランスの国民投票の結果は、EU機構と関連諸国が"EU憲法条約"の解釈活動による努力しなくてはならないということを示している」と強調しました。
EUのソラナ共通外交安全保障上級代表も当日、「EUはフランスの国民投票の結果とそれが示す問題を冷静に分析する必要がある」と述べました。
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