フランスのシラク大統領は10日、パリで、フランスを訪問中のシュレーダードイツ首相と会談を行い、EU・欧州連合の財政予算及び「EU憲法条約」の問題について討議しました。
双方は会談後の記者会見で、EU加盟国の団結を呼びかけ、来週に開かれる予定のEU首脳会議で2007年から2013年にかけてのEUの中期財政予算案に合意に達することができるため、EU財政の返還資金の問題で譲歩するようイギリスに促しました。
両指導者は、「『EU憲法条約』の批准プロセスを続けるべきである」とのべました。
同日、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキアの4カ国の首相はポーランド東南部のカジミエージュ・ドルニイで会合し、「『EU憲法条約』の批准プロセスを続けなければならない」と一致して主張すると同時に、EU加盟国が欧州に責任を負い、EUの中期財政予算に関する交渉が積極的な結果を出すよう呼びかけました。
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