九エン渓は中国中部の湖北省にあります。"谷川"と呼ばれていますが、その山と美しい水が長江三峡の雄大さや、秀、険しさの特徴を備えています。そして、ここで観光客はスラロームの探検を十分味わえることができます。
スラロームというと、つまりここ2、3年中国でブームとなってきた運動です。九エン渓の漂流距離は7キロで、観光客は沿岸の自然の景色を見ながら、スラロームの刺激と怖さを体験することができます。
九エン渓の所在地であるシキ県観光客の蔡克章さんは、「ここのスラロームは三峡地区では非常にすばらしい観光項目です。他のところのスラロームは普通、観光客が木や、鉄の船に座ってするものですが、ここでは、観光客が自分で操縦することができます。だから、非常に刺激で、わくわくさせます」 と話しました。
でも、スラロームをする前の安全準備を大切にしなければなりません。専門的な服や救命胴衣を着て、安全帽子をかぶらなければなりません。船に乗って、川を漂流して、両岸の山の風景をたのしむことができます。山にはさまざまな巨大な石があります。たとえば、"将軍石"と呼ばれる崖にある巨大な石は、輪郭がはっきりして、まるで一人の威風堂々な将軍が軍隊を指揮しているようです。
この"将軍石"についての伝説があります。
「戦国時代の屈原の一人の学生は軍隊に入りました。ところが、自分は上司から重んじられていないことから、憤慨して田舎に帰り隠居しました。でも、彼は屈原先生の教訓を全く忘れていなくて、毎日も九エン渓の岸の山に立って、出征の呼びかけを待っています。歳月の立つのにつれて、彼は石になりました。つまりここに立っている将軍石です」
スラロームをしている間に、自然に挑戦することができるし、また穏やかに船に乗ってこのようなイキイキしている伝説を聞くのも楽しめます。
九エン渓で会った北京からの観光客である孟恵さんは「もしチャンスがあれば、来年私は是非また来たいです。もちろん、来年はもっと早く来て、泳いだりスラロームしたりします。ここは、本当に美しいです。」
九エン渓の流れは全体的に穏やかで、あまり危険ではありません。そして、特別な訓練を受けた水夫がちゃんと守ってくれますから、観光客は安心して楽しめます。
それから九エン渓では、現地住民が山の果物や農家の軽食を特別に準備していました。その値段も安いです。そして、お酒が好きな観光客はここで農家の人が自分で醸造したお酒が味わえます。服が水に濡れたら、この酒を飲んだら体が暖かくなります。現地の管理者によりますと、ある観光客はお酒や、野生の棗を買って、ベンチで食べながら美しい景色をたっぷり楽しめています。
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