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国交正常化40周年 身近になった「日本」

2012-02-22 18:50:14     cri    

 ■文化・観光にも技術にも興味がある

 「元気な日本」展示会は大きく、日本の文化や観光情報を紹介するエリアと省エネ・エコ技術を陳列する企業中心の展示エリアに分かれます。

 
(左)「スマートシティ」展示エリア      (右)85歳の李さん(中)は農学研究者

 来場者も大きく、日本のことが好きでやって来た「趣味派」と、仕事のヒントを探したくてやってきた「勉強派」に分けられるようです。

 「スマートシティー」エリアに陳列されたプラグインハイブリッド車を見入った中年男性は、「ここ数年、ずっと資源の回収技術に興味があり、フォローしてきました。こういった面での日本の経験に学びたい」と、陳列品に目が釘になりながら答えてくれました。

 ブランドデザインの仕事をしている32歳の男性は、主なクライアントは中国の国内企業だということですが、「日本のハイテク製品の情報は、仕事にたいへん役立ちますので、たくさん見ていきたい」と話しました。

 一方、「趣味派」人間の代表格と言える斉さん(33歳)は、本職はフランス語の通訳ですが、日本語の勉強も好きで、日本と触れ合えるチャンスがあれば、絶対逃さないと言うほどの「日本ファン」です。

 「大震災のことがとても気になっています。一刻も早く復興できるよう心より祈っています」と、彼は被災三県の展示パネルを念入りに眺めていました。

 会場では、小学校時代の同級生だという大学生2人組に出会いました。それぞれインテリジェント工学と英語を専攻しています。

 北京の大学で英語を勉強している陸さん(写真右)は、文化とレジャーの展示エリアに興味がありますが、西安の大学で工学を専攻している顔さん(写真左)は技術の展示エリアが見たいと思っていました。しかし、結局、2人は相手の希望にも付き合い、すべての展示を実に丁寧に、楽しく見学できたといいます。

 理科系の顔さんは、「うわさかネットでしか見たことのないものをたくさん実物で見られ、めちゃ楽しい展示会です」と言い、一番印象に残ったものは、「水中蛇型ロボット」だと目を光らせていました。

 「本当にすごいんですよ。もうまるで生きている蛇のようです。機械工学からいうと、たいへん難しい技術なので、不思議な発明なのです。今日はその実物が見られて、ほんとに嬉しい」

 文科系の陸さんは、幼馴染の仲間で現在、準備中の楽しい計画を聞かせてくれました。

 「今は大学三年生ですが、卒業旅行は、みんなで日本を旅したいと思っています。お金もあまりないし、初めてなので、とりあえず東京と京都に行こうと思いますが、今日はそのための情報収集も兼ねてます」

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