中日国交正常化40周年記念行事の日本側開幕イベント「元気な日本」展示会が先週、北京で開かれました。「中日国民交流友好年」にちなんで、「新たな出会い、心の絆」をテーマに開かれたこの展示会には、3日間の一般公開で延べ2万6000人が来場したということです。
両国関係の記念すべき節目の年、双方の相手を見つめる目にどのような新しい動きが出てきたのでしょうか。一般来場者を中心に取材しました。
■本当は日本が好きな中国人
展示会の初日は平日でしたが、会場は予想以上の入場者で賑わっていました。
まだ冬休み中の大学生や、仕事を休んで来た社会人、さらに、近くのオフィスビルで働くOLやサラリーマン、そして、たまたま通りかかった人も。会場の立地の良さ、そして、北京一の目抜き通りに面したところに掲示した看板などが、大きな集客効果を生んだようです。
来場者のうち、20代から30代前半のいわゆる"80后"、"90后"(1980年代生まれ、1990年代生まれ)世代の姿が目立っていました。
インターネットで展示会のことを知り、休みをとってやってきた30代前半の男性は、「日本の製品や文化にずっと関心があったので、両国の協力関係をもっと知りたくてやってきた」と答えました。そして、「子供の時は、日本のことというと、戦争のいやなイメージしかなかったですが、最近になってから、両国の交流が頻繁に行われていて、とても仲が良いと思います」。
大学院生の二人組みはたまたま会場付近を通りかかったようですが、大きな看板と行列する人群れを見て、「日本のことにとても興味があり、今度旅行しようと思っていったので、観光情報を知りたくて入りました」。
日本料理の試食コナー
興味深かったのは、日本料理の試食コーナーにいたご夫婦(60代)。吉林省から北京観光に来た二人は、バスに乗って天安門に行こうとしたところ、車窓からたまたま展示会のポスターが目に入り、途中下車してきました。「私たちはまだ日本に行ったことがないですが、息子が行ったことがあり、日本のことに興味を持っています」と話しました。
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