これまで積もっていた雪が嘘のようにお天気に恵まれた今日。気温は昨日のマイナス13℃から一気に4℃まで上昇し、暖かく感じられる一日の始まりでした。
撫順から鉄嶺へ向かうためにバスに乗り込んだ私たちを見送ってくれたのは小さなリス。木の上を軽快に飛び回る姿に撫順の自然を感じつつ、鉄嶺への道の途中でまず訪れたのは撫順に位置する大きな「露天炭鉱」。

撫順の露天炭鉱=撮影:万兵
100年以上もの間石炭の採掘が行われてきたこの炭鉱は、直径5km、深さ400mにも及ぶ大きな炭鉱で、その底には煙が立ち込めており、その規模と深さから全貌を窺い知ることはできません。
撫順市が現在この炭鉱を巡って抱える問題は、「今後この炭鉱をどう利用するか」。
記者団からはダムなどの声も上がっていましたが、流動しない水は汚染となりますし、そもそもそれほどの量の水資源をどこから引いてくるのか、そして長年の採掘により地盤が弱くなっていることから、雨季には土砂崩れが起きるなど、有効利用の道を探るのは容易ではありません。
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