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徐瀅:人物を演じる時、享楽だ

2009-04-13 09:43:42     cri    

 「小学生、しかも女の子にとっては、これは言うまでもないつらさと思いますが、嫌だと思ったりしませんでしたか?」

 

 「子供の頃は何も考えていませんでした。おもしろいことをやっているという覚えしか残っていませんでした。もう嫌だなぁと思ったのは、中学に入る時でした。中国劇曲学院付属中学の課程は午前8時半から午後5時半までであり、また父が家庭教師を雇って、私は食事と寝る時間を除いて、ほかの時間はずっと稽古をしているということです。クラスメートたちが放課後にどこかに遊びにいけるのを見て、羨ましくてたえられないほどでした

 しかも、そのとき父が雇ってくれた先生はとても厳しくて、気のままに喋ったり笑ったりしない人です。もんどりうつ時、女の子の体が柔らかいため、男の子のようなすばしこいしぐさができませんでしたので、時々先生にたたかれました。その前、私が会った先生たちは皆真面目でしたが、優しい方々でしたので、こんなに厳しい先生が会ったこともなく、とても慣れませんでした。父に文句を言っても無駄で、歯を噛んで続けるしかありませんでした。しかし、今になって、やっと先生の苦心が分かるようになりました」

  

 「その先生は立ち回りの稽古を担当していましたよね、歌を主とする喉の訓練を担当する先生はどなたでしたか?」

 「祖母の従姉弟の葉先生は私の『文劇』(歌を主とする演目)の担当先生でした。普通の『文劇』の授業は、復習するために学生たちが先生の模範を録音することが許されていますが、葉先生は『録音してはいけない』と私に言いました」

 「それはなぜですか?」

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