・ 主な登場人物
関 羽:生(紅生)
劉 備:生(老生)
張 飛:浄(武浄)
曹 操:浄(副浄)
袁 紹:浄
あらすじ
『斬華雄』という演目は、関羽が大いに腕を振り、その名を知らしめた初めの一戦を描写したものです。後漢末期、群雄が割拠して中原にシカを追っていました。この頃、朝廷に冷酷非情な奸臣・董卓がいたため、人々はびくびくして落ち着かない日々を過ごしていました。そこで、曹操は各方の諸侯を誘い、一緒に董卓を討伐することとなり、劉備は関羽、張飛と共に曹操の所に向かいました。しかし、董卓の部下に華雄という猛将がいて、次々と大将が殺されたため、討伐がうまく進まず、諸侯たちも戦いに出ることを恐れていました。このとき、関羽が立ち上がって戦いに出るよう申し出ましたが、地位が低くて、最初は大将の袁紹に軽くあしらわれました。関羽の自信たっぷりな様子と劉備の推薦によって、ところがほかの人選がなかったので袁紹はようやく承諾しました。曹操は関羽が戦いに出る前、励ましのため温かい酒を関羽にすすめたが、関羽は「華雄を斬ってきたら飲む」と言って出掛けました。そして、関羽は青龍偃月刀(セイリュウエンゲツトウ)を持って出征し、あっという間に董卓の大将華雄を斬って戻ったところ、その酒はまだ温かかったのでした。このような逸話によって、この物語はまた民間で『温酒斬華雄』というのです。ところが、歴史上、本当に華雄を殺した将軍は関羽ではなく、孫堅でした。
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