関 羽:生(紅生)
劉 備:生(老生)
張 飛:淨(武淨)
あらすじ
『造刀投軍』は関羽愛用の武器「青龍偃月刀(セイリュウエンゲツトウ)」の由来を話す演目です。桃の花が満開になった「桃園」で義兄弟の契りを結んだ劉備・関羽・張飛の三人は国家のために尽力しようとしましたが、ふさわしい武器がありませんでした。これを知った現地の義士たちは、お金を出したり、力を貸したりして、三人に別々ふさわしい武器を作り始めました。劉備のために作っていたのは「提龍双股剣」で、張飛のは「丈八蛇矛槍」、そして関羽のは「三停冷艷鋸」であるはずでした。ある日、職人たちは関羽の「三停冷艷鋸」の最後の仕上げに念を入れているところ、どこから這い込んだ1匹の青い小蛇が焼け付くような刀の面に腹ばいになって、口から血を吐き、そして一瞬、刀が眩しいほど赤い光が輝いていました。その小蛇がそのまま刀の面につきました。中国の昔は、「蛇は小龍だ」ということわざがあって、職人たちはこの不思議なことを記念するため、「青龍偃月刀」という名に変えました。(楊)
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