2010年『咖啡店的太太』の出演者たち
左から、于智为、黄芬、大手紳太郎、黒木真二、川邊誠、EIKO、雨晴義郎
(c)2011 TATSUO ROKUDO
「イカさん、芝居やってみませんか?」と数日後仕事帰りの途中でCaffè il Soleに顔を出したら、六渡さんに誘われました。カメラマンにカフェのオーナーに演出家?奥さんのEIKOさんも芝居の経験者?いや、プロの役者さんだ!リアルにドラマチックです。お芝居?正直に言うとお芝居というものは観たことはあるけど、実際やったらどれくらいの難しいものなのか、まったく想像もつかなかったのです。日本語で芝居?面白そうなので、雨晴さんに付いていったら必ずいいことがあるのだ!と、とりあえずOKと答えました。
初演、2010年2月蓬蒿剧场での公演ポスター
(c)2011 TATSUO ROKUDO
『咖啡店的太太』という芝居は、5人の役者が出演する小劇場の演劇です。長さ1時間半の芝居で、一人一人のセリフはそれなりに量があります、しかも大阪弁で言わないといけないです。共通語もうまく喋られない私にはまさに「圧力很大(プレッシャー)」です。大阪弁指導の録音をPSPに入れ込んで、毎日暇なときに聴いてまして、なんとかエセ関西弁をしゃべれるようになりました。
出演者たちにはそれぞれ本業の仕事があるので、全員が集まって練習するのが難しいです。けれど、毎回の練習時間を大事にして頑張っていました。セリフ覚えは芝居の第一歩です。セリフを覚えた上で、表情・動き・テンション、いろいろ注意しないといけないです。芝居は一人でできるものじゃない、他人の演技の受け芝居、突然セリフを忘れてしまった時の助け会い・即興演技、5人の役者が力合わせて良い芝居を出せるようになります。演出家・役者・スタッフ、皆大家族でただ愛のために努力しているのに私も感動しています。皆さんを繋げる絆を感じております。
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