第一回　帰ってきた舞台「珈琲店的太太」

　4月8日から4月10日にかけて、北京市宣武門の地下鉄駅北にある繁星戯劇村で舞台「珈琲店的太太　Reloaded」が上演されました。

　撮影：六渡達郎

　【あらすじ】

　アクション俳優になる夢を抱いて北京にやってきたシンジ。かつての劇団の仲間たちは、日本のテレビや映画で大活躍していることもあり、後悔や焦りを感じる中、思いがけず問屋でアルバイトを始めることになる。

　配達係の先輩たちが語る、憧れの珈琲店の奥さんの話を聴いているうちに、シンジ自身もひと目会ってみたいと思うようになる。珈琲店の奥さんに会うべく、先輩たちから無理難題を押し付けられながらも、本来自分が北京にやってきた理由である、アクション俳優になる夢を再確認する。

　原作となる南河内万歳一座・内藤裕敬氏の作品「青木さん家の奥さん」は1990年の初演以来、今もなお、数々の再演が繰り返されている。1993年には戯曲としても出版された。

　今回の北京公演に際し、内容を大幅に改変している。

　Catch the Beijing Dream!　（北京ドリームを掴め！）