これからの中日交流を支える若者たち 第三弾
若者たちの交流をプロデュースする深谷弦希さん
第一回 沖縄フェア開催
さて、「これからの中日交流を支える若者たち」シリーズは、これまで第一弾、第二弾と今後の中日交流を支える若者たち自身にスポットを当てて来ましたが、第三弾は少し趣向を変えて、こうした若者たちの交流をプロデュースする活動を展開している人物にスポットを当て、彼が展開する活動の一部をご紹介したいと思います。
深谷さんは中国暦7年、上海でのレストラン経営を始めとし、北京では建外SOHOでカフェ&バーを経営、その他にも貿易を手がけるなど幅広く活躍しています。ご本人もまだまだ「若者」ではありますが、さまざまなイベントをプロデュースしてさらに若い世代の若者たちの交流の輪を広げることに努めています。
若者に交流の場を提供している深谷さん
これまでにもお笑いライブ、クラブイベントなど若者向けのイベントを開催したり、得意のフットサルチームを長年運営するなどして若者たちの交流の場を作り上げてきました。深谷さんのこうした活動において特徴的なのは、どのシーンでも若者の半分は日本人、そしてもう半分が中国人や外国人という点です。
「皆仲良くね、仲良くすることで『いいこと』が生まれると良いですよね」。
ゆっくり諭すかのような優しい話し方とその言葉に、深谷さんの人柄が垣間見られます。
「僕自身がその主役になると言うよりは、『交流の場』を提供するということ。それが自分にとってとても楽しいことなんですね。誰かが何かをしたいと願う。そしてそれを形にするにあたって、僕がサポートをする。そうやって人の輪が優しい形で広がって行けば、と思っています」。
なるほど、深谷さんのカフェにはいつでも留学生か社会人かを問わず、人が集まってくるわけが良くわかります。100平米ほどのカフェの空間には、籐編みの大きなチェアと木製のテーブルが並べられていますが、その壁には大きなスクリーンが取り付けられ、カウンタースペースの傍らに本格的なDJブースが設けられているなど、イベントの用途に応じてカフェは映画の鑑賞スペースにもクラブイベントのダンスフロアにも姿を変えます。深谷さん自身が、ビジネス的思考というよりも趣味的な要素を大きく反映させたこのカフェは、正にさまざまな交流の形に対応できる空間としてデザインされているのです。
カフェ&バーの様子=撮影
そして今回深谷さんは、以前北京で共に活動を行っていた古くからの友人であるパシフィック・ホスピタリティー・グループの社長、佐藤健さんと共にカフェ&バーを沖縄風に改装し、3月一杯までの間「沖縄フェア」を開催しています。
「沖縄フェア」の開催期間中、カフェではさまざまなイベントが用意されています。その中から今回は、若者を中心としたいくつかのコンテンツに注目して、深谷さんがプロデュースする「若者の交流の場」をご紹介したいと思います。
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