アフガニスタンの現職のカルザイ大統領は17日、大統領府での記者会見で、「アフガニスタン大統領選に大規模な不正はなかった。西洋メディアによるアフガニスタン大統領選の関連報道には、不公平で偏見を持ったものが見受けられる」と述べました。
カルザイ大統領は、「一部の西洋メディアが、大統領選の投票が締め切られた直後に、選挙の透明性に疑問を投げかけた。報道は公正で、事実に基づくべきだ」と述べました。
また、「選挙に不正があったか」という質問に対しては、「不正は確かに存在するが、小規模なものだ」と述べた上で、「外国のメディアには、アフガン国民の意思と投票結果を尊重してほしい。最終結果の発表にあたっては、アフガン独立選挙委員会と国連主導の不服審査委員会に再集計を委託したい」との考えを示しました。
なお、アフガン独立選挙委員会が16日に発表したこれまでの集計結果によると、カルザイ大統領の得票率は54.6%で、対立候補であるアブドラ前外相の得票率は27.8%でした。この日、EU・欧州連合の選挙監督委員会がカブールで記者会見を開き、「150万枚の投票に不正疑惑がある」と発表しました。(翻訳:KH)
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