ロシア、今後10年で国防事業に935億米ドル
ロシアのプーチン首相は7日に開かれた国防工業をめぐる会議で、「2020年までのロシア連邦国家安全保障戦略」の目標を迅速に進めるよう要請しました。プーチン首相によりますと、ロシア連邦の予算草案ですでに2012年から2014年の国防企業の設備刷新に4400億ルーブル(およそ137億ドル)を充当しており、2020年までの国防事業への投資額は3兆ルーブル(およそ935億ドル)に上るということです。
プーチン首相は「今後10年でロシアの全ての軍備の刷新を終え、現代の戦争に必要な兵器を完備するためには、国防工業の改造が不可欠だ」と述べました。このほか、「国家の防衛力整備のために、今後軍と戦艦の装備刷新が重点となる。ロシアは国防工業の面で先進技術を駆使し大量の兵器製造を可能にする必要がある。」とし、10年内に3兆ルーブルを国防事業への投資として捻出することを明らかにしました。
国防工業の改造と関連する人材の誘致のために、ロシアは近年多額の資金を投入しています。発表によりますと、昨年の国防企業への投資のうち75%が設備刷新に充当されたということです。
また、国防工業企業の支援策として2015年以降、製造上の改良に係る投資または融資のためにロシア銀行から貸付を受けた場合、ロシア政府はその利子補助を行うものとしており、プーチン首相は次期の予算にこれを組み込むよう要請しました。
(日本語訳:中原)
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