では、陳さん・老陈の話しを詳しくみましょう。
Lǎochén Wǒérzi yědàole tánhūnlùnjiàde niánlíngle
老陈: 我儿子 也到了 谈婚论嫁的 年龄了,
息子も結婚する年になって、
「我儿子」は「息子」で、主語です。気をつけていただきたいのは、このように、他人に対して身内を持ち出すときは、「私の」を意味する「我」または「我的」をつけてください。ただし、身内の間の会話のときは、加える必要がありません。では、述語を見ましょう。「也到了」です。「~になった」の意味です。「到了」は「就学適齢期になったとか、定年になった」など、ある年齢や決められた時間を迎えた時に、使われます。では、「也到了」の目的語に直接行きましょう。「年龄」「年齢、年」です。最後の「了」は省いても大丈夫です。さらに詳しく見て、何の年齢かというと、「谈婚论嫁的」「結婚話の」です。
こんな息子さんを持っている老陈は自分の気持ちを明かしました。
wǒmen yālìhěndà
我们 压力 很大。
私たちのプレッシャーも大きいよ。
老陈の気持ちが分かります。中国では、女の子が生まれたら、ビジネスを呼ぶ意味の銀行「招商銀行ができた」と言います。これに対して、男の子が産まれたら、「建設銀行が現われた」と表現し、結婚のプレッシャーを表現しています。
老陈の話しを聞いた、宮崎のコメントです。
Gōngqí Xiāngfǎn nǚfāngjiāzhǎng yīnggāi qīngsōngdiǎnba
宫崎: 相反, 女方家长 应该 轻松点吧。
逆に、女性側の親はそれほどプレッシャーはないですよね。
「相反」は「逆に」です。「女方家长」は「女性側の親」です。ここの、家の字に長いと書く「家长」は「親、保護者」のことです。では述語ですが、ずばり「轻松点吧」ですね。「軽い」の字に「緩む」という意味の字「松」と書く「轻松」は「精神的に楽」の意味です。後ろに程度補語で、「少し~」という意味「点」を加えています。ですから、「轻松点吧」は、「少し楽でしょう」です。最後ですが、最も使いこなしてほしい内容は、「应该」で、ここでは推量を表し、確定できないニュアンスを表しています。この「应该」はセンテンスでは語尾の「吧」と組み合わせて、「~でしょう、~ですよね」の意味を表しています。
でも、実際はどうでしょうか。老陈が感じていることです。
Lǎochén Dōuchàbùduōba
老陈: 都差不多吧。
そんなに変わらないよ。
3. クイズ
次の日本語を中国語で言ってみてください。
A、それほどプレッシャーはないですよね。
īnggāi qīngsōngdiǎnba
应该 轻松点吧。
B、そんなに変わらないよ。
Dōuchàbùduōba
都差不多吧。
次回はポイントを学習します。(朱丹陽 吉野綾子)
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