最優秀男性歌手賞に輝いた蕭敬騰（ジャム・シャオ）

　中華圏音楽シーン最大の音楽アワード・第24回「台湾金曲奨」の授賞式が、先週7月６日台北で行われ、最高賞とされる最優秀歌手賞に男性部門では蕭敬騰（ジャム・シャオ）が女性部門では林憶蓮（サンディ・ラム)が選ばれました。

　1990年から始まったこのアワードは「台湾のグラミー賞」とも言われており、今年で24回目を迎えました。今回大接戦が展開されたのが最優秀男性歌手賞です。台湾の人気アーティストの周杰倫（ジェイ・チョウ）や人気若手・林宥嘉（ヨーガ・リン）、香港の天才ミュージシャン方大同（カリル・フォン）など実力派ばかりがノミネートされていた中で、見事に受賞を決めたのが台湾の若手シンガー・蕭敬騰（ジャム・シャオ）でした。蕭敬騰（ジャム・シャオ）は1987年台北生まれ、2007年に台湾の人気オーディション番組「超級星光大道（ミリオン・スター）」にたった３回出演しただけで、多くのファンを魅了しデビューのチャンスをつかみました。2008年にアルバムデビューし、これまで4枚のスタジオアルバムを発表しています。また、2011年から今年にかけて１年半にわたるワールドツアーも敢行。ジャムは、透き通るような高音から、パワフルな低音まで、幅広い表情の歌声を持っており、特にライブでの爆発力ある歌声に定評があります。6日の授賞式では、感極まった様子でなかなか言葉が出てきませんでしたが、「すごく興奮してる」と、ひと言で感激を表していたそうです。

プレゼンターとして登場した福山雅治

　一方、金曲奨には、今井翼（2005年）、松本潤（2006年）など、日本のタレントがプレゼンターとして過去に何人も招待されていますが、今回授賞式のプレゼンターとして登場したのが日本のトップスター・福山雅治です。俳優でシンガーソングライターでもある福山の人気は台湾でも高く、その最新アルバム『Galileo+』でも、台湾の女性シンガー・Alinこと黄麗玲（ホァン・リーリン）とのコラボを収録しています。（ミン・イヒョウ）