昔から小さな上海と言われる無錫、無錫は江蘇省南部に位置し、京杭運河が市内を横切り、中国民族工業の発祥の地だと言われ、現在近代化した工業都市に発展してきました。無錫シリーズ、1週間おきに、この無錫の様子をお届けしています。
今日は「二胡の故郷」と言われる無錫市の(梅の村)と書く梅村と二胡についてご紹介します。
二胡(アルフー)と言えばご存知の方が多いと思いますが、日本では胡弓とも呼ばれています。二胡の歴史は1500年もあり、中国の伝統的な擦弦楽器の一種で、中国では最もポピュラーな楽器として人々に愛されています。
無錫は、中国で最も著名な民間音楽家として知られている、二胡の演奏家・阿炳(華彦均)と劉天華の故郷だけでなく、二胡の生産地でもあります。二胡の独奏曲として非常に有名な阿炳の代表作「二泉映月 二泉に映える月」と言う曲もこの無錫の梅村で作られた二胡で演奏し、収録されたものです。
梅村は今から46年前の1965年から、民間音楽楽器工場を作り、二胡の生産を始めました。中国市場の四分の一のシェアを占めている梅村で作られた二胡は業界の注目を集めていますが、このうち、代々引き継がれてきた二胡の伝統工芸は最も消費者の目を引き付けています。2010年に、江蘇省民間文芸家協会は「江蘇省二胡工芸の故郷」と言う栄誉をこの梅村に授けました。
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