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華西村(中編)

2011-07-06 11:40:16     cri    
























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 中国の東南部に位置する無錫は呉の時代の都で、3000年の歴史を持ち、昔から美しく、豊かな都市として知られています。この無錫は『江南の名城』とも呼ばれ、また物産が豊富なことから「米と魚の故郷」とも謳われています。毎週のこの時間は無錫の様子をお伝えしていますが、先週は中国大陸と台湾の農村幹部が中国で最も豊かな村・華西村に集まり、協力しあって経済を発展させることを討議するその前編をご紹介しましたが、今日はその中編をご紹介しましょう。

 中華の華に西と書く華西村は無錫市北部に位置し、過去、貧しい村でしたが、村の幹部・呉仁宝さんの指導と村民たちの努力により、華西村は、小規模な工業で村を興し、50年あまりの間に巨大な変化を遂げました。現在、華西村の働く人々の年間収入は20万元(日本円でおよそ250万円)に達し、「中国一の金持ちの村」になりました。 今年5月、中国大陸と台湾の都市の区長と農村の村長200人余りが華西村に集まり、「海峡両岸が連携しあって富を作る」ということをテーマに、交流活動を行いました。

 2年前、村の共産党委員会書記であった呉仁宝さんが率いる華西村農民旅行団は台湾を訪れた時、台湾各界の注目を集めました。今回台湾訪問団が華西村を訪れた時、呉さんは台湾からのお客さんたちが泊まる江陰市のホテルから華西村の村民の家に泊まらせ暖かく招待しました。

 台湾からのお客さんたちをもてなすため、村民たちは金塔という鴨の醤油煮込みや長江の下流にしかない珍しい魚・鮰魚(かいぎょ)と竹の子など10数種類の地元ならではの特色ある料理を作り招待し、更に、貴賓をもてなす料理・野菜のワンタンを作りました。村民達とお客さんたちは美味しし料理を食べながら和気藹々とおしゃべりをしました。華西村の農民・龍興中さんは、「台湾のお客さんがわが家に来ることは、私たちにとってとても光栄だと思う。大陸と台湾はもともと一つの家族で、双方が互いに学び合い、理解し合うことができる」と話しました。

 村民達の心のこもったもてなしを受け、台湾からのお客さんたちはわが家に帰ったように感じました。基隆市の張新枝さんは初めて中国大陸を訪れたのですが、少しもよそよそしいところがありません。張さんは、「わが家に帰ったような感じで、本当に心が温かいと思う。村民達がみな優しい」と話しました。

 一日の参観訪問を経て、海峡両岸の区長と村長たちは互いに知り合うようになりました。翌日、「みんなで協力しあって富を作る」ことをめぐって検討会が開かれました。台湾郷鎮市区長懇親会の李乾龍会長は、「海峡両岸でこのような下部組織の幹部達が交流を行うメカニズムを継続させていく必要がある。これは海峡両岸の発展に大きな貢献をすることになる。みんな楽しみにしている」と述べました。

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