中国の東南部に位置する無錫は呉の時代の都です。3000年の歴史を持ち、昔から美しく、豊かな都市として知られています。この無錫は『江南の名城』とも呼ばれ、また物産が豊富なことから「米と魚の故郷」とも謳われています。毎週のこの時間は無錫の様子をお伝えしていますが、先週は無錫で中国の伝統的な医療技術・鍼灸を学ぶ外国人医師前編をご紹介しましたが、今日はその後編をご紹介しましょう。
鍼灸は中国の伝統的な医療技術として、ここ数十年、鍼灸医学における科学的研究の発展に伴い、その治療効果はますます世界的に認められるようになりました。
無錫市漢方医学病院の杜氏金針という鍼灸治療法は地元でよく知られ、多くの住民たちに信頼されています。今年の初め、無錫市の姉妹都市であるフランス南部の都市・ニーム市医療センターは若い女医・ニナ・ザベチさんを派遣し、無錫漢方医学病院で杜氏金針という鍼灸治療法を研修していました。
無錫滞在中、ニナさんは鍼灸治療法を寸暇を惜しまず勉強し、中国人医師の指導の下で、目覚しい進歩を遂げました。二ナさんは「周りの医師たちはみんな優しくしてくれ、様々な鍼灸治療の伝統的なやり方を教えてくれた。私は周主任医師についで不眠症と禁煙の治療法を学び、疾病への漢方医治療法に対する理解がますます深まってきている」と話しました。
ニナさんはまた「このほど、脳卒中科の入院部でツボ刺激で筋力低下という病気を患った患者の筋力を増強させる医療法を学び、この医療法は筋力増強に大変効果がある。また、鍼でつぼを刺激するダイエット法は非常に面白い。このダイエット法はこの30年来、発見されたもので、本当に意義がある。私はフランスに戻った後、ぜひ、ここで学んだ知識を発揮したいと思う」と話しました。ニナさんは数カ月にわたる研修を終えてまもなく無錫を離れ、フランスに戻ります。
無錫市漢方医病院の王彬夫院長は無錫漢方医学病院の海外医療機構との交流事業がスタートしたことについて、次のように話しました。
「今後、わが病院は漢方医学の優位性を生かし、特に鍼灸の伝統医療技術を通じて海外との交流を拡大し、漢方医学の世界医学界での地位をさらに高めていきたい」と話しました。
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