業務視察で中国を訪れたJICA・国際協力機構の緒方貞子理事長は、北京で4日、「JICAの対中援助を見直す必要があると認識している」と示唆しました。
緒方理事長は、当日の記者懇談会で中国について、発展途上国ではなく先進国でもない「中進国」だと表現した上、記者の「アフリカ援助などを見ると、中国は援助を受ける側から支援する側になった。今後もJICAの対中支援の内容は変わらないか?」の質問に対し、「中国の発展などを考慮して今後の対中援助を見直す必要があると認識している」と強調しました。
また、緒方理事長は今回の訪中で、中国の李克強副首相や万鋼科学相、商務省代表らとも会談しました。会談の内容について、緒方理事長は「アフリカ援助について色々話した」などと語り、中日両国がアフリカ援助で協力していく上では、情報共有を進めることが大切だとの見解を示しました。(取材:黄恂恂)
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