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中国国家林業局とJICA中国事務所、2大プロジェクトに調印

2009-11-04 10:59:26     cri    

2大プロジェクトの調印式

 中国国家林業局国際協力局とJICA(ジャイカ)・日本国際協力機構・中国事務所が3日、北京の東方花園ホテルで「四川大地震における森林破壊回復」と「中国西部地域林業への人材育成」プロジェクトの執行文書に調印しました。この2つのプロジェクトは2010年3月からそれぞれ5年間と4年間にわたって、実施されるということです。国家林業局国際協力局の曲桂林局長、劉立軍部長、日本大使館の片山和之公使、JICA中国事務所の山浦信幸所長などの関係者が調印式に出席しました。

曲桂林局長のご挨拶

片山和之公使のご挨拶

 曲桂林局長は席上、挨拶した際、「いま、中国の林業は非常に良い発展段階に入っている。中国共産党中央国務院は今年の6月に、北京で建国60周年以来の初の全国林業業務会議を行い、林業が生態系蘇生と社会経済発展に重要な役割を果たしていることを強調した。そして、中国の自然環境保護は日本に対して重大な影響を与えるだけでなく、気候変動への対応にもかかわっている。そのため、中国における自然環境保護は中日両国の重要な協力分野だ。中国は日本の自然環境保護協力に対して、高い評価をするとともに、大きな希望を託している」と述べました。

 曲桂林局長はまた、「中国林業が集団林業権利改革および国有営林場改革に直面していることについて、中国は日本と調印した『中国西部地域林業への人材育成』プロジェクトを通じて、西部地域の林業人材を育てていく」と語りました。

曲桂林局長と山浦信幸所長が2大プロジェクトに調印ー1

曲桂林局長と山浦信幸所長が2大プロジェクトに調印ー2

 片山公使は調印式で、「『四川大地震における森林破壊回復』プロジェクトは四川省の北川、汶川県、綿竹市で実施され、日本が四川大地震における再建を支援する項目(①健康・福祉、②社会・文化、③産業・就職、④防災、⑤都市と農村の建設)のひとつとなっている。今後、両国は緊急救援の協力を強化していく。また、林業への人材育成プロジェクトは、四川、陜西省、広西チワン族、寧夏回族自治区で実施され、日本の専門家を派遣することにより、中国の集団林業権利と国有営林場改革に対応できる人材を育てていく。われわれはこの2つのプロジェクトが双方の協力のもとで、より多くの成果を出すことを希望している」と話しました。(文責・写真:ken チェック:吉野)

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