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防震減災教育中日協力プロジェクト、什邡市の中学で調印

2009-09-18 19:27:00     cri    

 中日の地震に関する対策や教育の交流を図ろうとする四川省什邡市実験中学<地震予防と減災教育>中日協力プロジェクト」の調印式が10日、什邡市実験中学で行われました。日本の「日中防災減災ネットワーク」運営委員会、四川省什邡市副市長、什邡市実験中学、什邡市地震予防減災局と北京市地震局の代表らが調印式に参加しました。

 このプロジェクトは北京市地震局の仲立ちにより、神戸を拠点に活動している民間団体「日中防災減災ネットワーク」が資金援助し、北京市地震局と什邡市地震予防減災局が技術サポートを提供するものです。

 主な内容には、地震予防と避難対策に関する教材作り、地震予防と避難教育を盛り込んだ学校教育の展開、科学知識の普及に関する活動室の設置、関連の宣伝活動や社会調査の展開、学校内における避難所の整備などが含まれています。全校生徒と教職員の地震予防と減災意識を強化し、地震などの自然災害時での救助方法の向上を目指し、さらに、一人一人の生徒を通してその家族や社会全体への波及効果を図るということが目的です。

 実施期間は2年。「日中防災減災ネットワーク」は150万円を投入し、中国側とともにプロジェクトを推進していきます。

 日中防災減災ネットワークは、神戸華僑総会などが四川大地震の復興に役立ち、日中の研究者や被災者の情報交換の場の提供を目的に組成しました。神戸市の防災情報機関「アジア防災センター」とシンクタンク「ひょうご震災記念21世紀研究機構」も助言しています。

 なお、四川大地震が起きてから、中国政府は被害の最も深刻な18地区に対して、18の省・直轄市に「1対1」の復興支援体制を導入しました。このうち、北京市の支援先は什邡市です。今回の中日プロジェクトは、北京市の什邡市再建支援事業の一環としても位置づけられています。(王小燕)

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