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12月2日 風力エネルギーと瑪瑙の街、阜新

2010-12-05 15:51:09     cri    

 そして本日はこの旅最後の宴。

 国賓を迎えるために設けられた宴会場で、これまでの数日間と同様に東北スタイルの楽しい宴が行われました。

 宴の後に私たちの旅を締めくくるに相応しい、いえ、それ以上に感動的なおもてなしが準備されていたため、夕食としての宴席は「やや抑え気味」なのかと思っていましたが、とんでもありません!

 「出会ったときは客人、杯を交わしたら友人」という言葉通り、王副市長や張副市長補佐、宣伝部の孫副部長を始めとする阜新市の方々が私たちの遼寧省の旅の最後の宴をとても思い出深いものとしてくれました。

 特に阜新市は英語ではなく日本語を第二外国語として教育を行っている学校がいくつもあるそうで、プライベートでも日本人の友人と深い交流があるのだと話してくれました。

 宴の後は会場を移して、モンゴル族のパフォーマンスが行われました。


(四重唱によるモンゴル族の歌)

 私たち外国人記者は一人一人モンゴル族式の歓迎の儀式を受け、大きなソファでその贅沢な空間を満喫しました。

 モンゴル族の踊り、歌、四重唱、そして馬頭琴の演奏。

 私は個人的に内モンゴル出身の友人が多く、内モンゴルの草原は何度か訪れているのですが、それは正に16年前に私が初めて内モンゴルを訪れたあの、まだ内モンゴルの草原が豊かな緑を残し、野生の姿が見られるあの内モンゴルが目の前に浮かぶようなパフォーマンスでした。

 馬頭琴の演奏は北京オリンピックでも招致を受けて馬頭琴演奏を行った、まるで「チンギス=ハン」が現代に舞い戻ったかのような風貌の奏者による演奏で、私がまだ幼稚園に通っていた頃に読んだ「スーホの白い馬」がふと脳裏によみがえりました。


(まるでチンギス・ハンのような馬頭琴の奏者)

 力強く、軽快でさわやかな、まるで沢山の馬が駆け抜ける草原に居るかのようなそんな感覚の中で、旅の最後の一日を終えました。

 今回の遼寧省の旅、ちょっとした波乱から始まりましたが、どの都市でもとても有意義に過ごすことができました。

 こうした中国の地方都市を巡ることで記者として学び、また得ることは、やはりまず何よりも人の温かみですが、それと同時に自分の知らない歴史や文化を体で感じ、それぞれの都市に生まれている様々なパワーを少しずつ分けてもらうことで、自分が目にし、耳にし、感じたことを自分の口で話せる、そして文字で書ける言葉をより多く持つことができるということではないかな、と思いました。


(最後のパフォーマンスの後で)

 最後になりますが、瀋陽に到着してから明日遼寧省を離れるまで私たちの旅をより良いものとなるようにナビゲートしてくださった中国共産党遼寧省委員会宣伝部対外宣伝・新聞所、王易紅副所長および遼寧省人民政府新聞弁公室宋建氏に心より感謝しています。

 そして、遼寧省の旅の魅力が少しでも多くの人に伝わればいいな、と思います。

(撮影:万兵、取材:中原美鈴、万兵)


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