漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
「八月のはじめに」でも、劉基の詩の一句を引用したが、この「小画に寄せて」からも、八月の北京の雨の一景が想起される。「八月のはじめに」とあわせて読んでいただきたい……