漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
クーラーの時代だが、大自然に浸る納涼は捨て難い。人目をはばかることなく裸になって松の香りの漂う涼しい風のシャワーを浴びる――李白の納涼法は昨今の大都会ではなかなかできない最高の贅沢だろう。