北京
PM2.577
23/19
新興5カ国(BRICS)首脳会議の10周年を記念する非公式会議が27日、南アフリカのヨハネスブルクで開催され、習近平国家主席、南アフリカのラマポーザ大統領、ブラジルのテメル大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相が出席しました。
習主席はスピーチの中で、「わずか10年の間に、BRICSは経済コンセプトの一つから、重要な影響力を有する国際協力メカニズムへと成長し、溢れるような活力と明るいビジョンを湛えるようにまでなっている。この先10年は、BRICS国家が発展の重要な段階を迎え、大きな機会と課題に直面する10年となり、BRICS国家は、輝かしい2回目の『10年』を切り開くべく、共に努力をしていかなければならない。そのためには、1つにはBRICSの精神を貫き、BRICS各国間における戦略パートナー関係を深化させ、対話と協調を強化し、世界においてBRICSの役割を発揮させ、開放的な世界経済の構築を推進し、共通利益と発展の可能性を共に守っていかなければならない。2つには、『三輪駆動』を堅持し、BRICSにおける実務協力の意義を豊かにし、貿易投資の一体化市場、通貨金融の一体化流通、インフラ設備の相互連結、人材と文化面における交流について拡大を図り、協力の目玉をより多く創出し、協調と指導を強め、BRICS国家の新産業革命におけるパートナー関係が実際の成果を上げられるよう努めなければならない。3つには、『BRICS+』協力の可能性を開拓し、より広いパートナー関係を構築し、他の新興国家と発展途上国がBRICS協力に参加できるようにし、共通利益を守り、共同発展を促す強力なパワーを形成しなければならない」と述べました。
会議に出席したその他の首脳らは、「BRICS国家の協力は非凡な道のりを歩み、5カ国の国民に恩恵をもたらし、世界経済の成長とグローバルガバナンスの整備に重要且つ積極的な役割を果たしてきた。現在、BRICS国家は歴史的な好機を迎えている。我々は共に手を携え、多国主義を堅持し、単独主義に対抗し、経済貿易や政治、安全保障分野における互恵協力を深め、人材と文化面における交流を密に、且つ豊かにし、BRICSにおける戦略パートナー関係を絶えず強め、BRICS協力が2回目の10年で更に実りある成果を上げられるようにしていきたい」との考えを示しました。(RYU、む)
関連ニュース