北京
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習近平国家主席は現地時間の25日、南アフリカのヨハネスブルグで開かれたBRICS商工フォーラムに出席し、「時代の潮流に順応し、共同発展を実現する」をテーマとした重要な談話を発表し、「BRICS諸国は新型の国際関係や人類の運命共同体の構築に建設的な役割を果たしていくべきだ」と強調しました。
習主席は談話の中で、「BRICSの設立と発展は、世界経済と構造の変化の後で生まれたものである」と指摘した上で、「向こう10年間は、世界経済における新技術や新産業、新業態、新生産方式への転換のカギとなる10年であり、世界の構造と各国の力が急速に変化していく10年であり、グローバルガバナンス体制が深いレベルで作り変えられていく10年でもある。BRICS諸国の指導者らと共に、発展のチャンスを掴み、試練に挑み、新型の国際関係や人類の運命共同体の構築における建設的な役割を果たしていきたい」と述べました。
その具体策として、協力共栄を堅持し開放的な経済を建設すること、イノベーションによってリードし発展のチャンスを掴むこと、包括的な福祉をもたらし各国国民に利益を与えること、多国主義を堅持しグローバルガバナンスを最適化することが取り上げられました。
習主席はまた、中国の発展と今後について「今年、中国は改革開放40周年を迎えている。中国は非凡な歩みによって、中国の特色ある社会主義の道を切り開くことに成功してきた。中国人民は自らの発展を果たしたと同時に、人類の平和と発展の事業に重要な貢献をしてきた。われわれは南南協力を積極的に進め、新興市場国家や発展途上国の共同発展により大きなチャンスを作っていきたい。引き続き開放を続け、より魅力のある投資環境を整え、知的所有権の保護を強化するとともに、輸入拡大を主動的に行い、『一帯一路』建設を推し進めることで、各国の経済と社会の発展、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施の新たなスペースを切り開いていく」と示しました。
また、「中国とアフリカの協力は南南協力の手本である。今年9月、中国とアフリカ諸国は中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットを行い、よりハイレベルの協力共栄、共同発展を図るつもりだ」と述べました。
習主席はさらに、「経済協力はBRICS協力における最も重要で、最も豊かな成果を挙げている分野だ。商工業界はBRICS経済協力の主力軍である。2度目の『黄金の10年』を切り開くためにも、商工業界が果たせる役割は多い。企業家各位が、それぞれの持つ優位性を発揮し、改革とイノベーションによって経済効果と社会効果を両立させ、BRICS5カ国の共栄と共同発展を促していくことを希望する」と述べました。
最後に「BRICS諸国は手を携え、心を一つにして団結することで、必ずや困難を乗り越え、人類の平和と発展により大きく、新たな貢献をしていけるだろうと信じている」と強調しました。(藍、謙)
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