北京
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新中国成立前の1941年12月3日、中国国際放送局の前身である「延安新華放送局」が誕生しました。開局第一声は、当時の日本から中国に移住してきた日本人女性原清志女史により日本語で発せられたもので、中国各地に駐留する日本軍兵士らに平和と停戦を訴えるものでした。
その後、新華ラジオ、中央放送局(党中央の一部局として)など、何度か名称の変更はありましたが、一貫して中日友好の想いを電波に乗せ、リスナーの皆様との対話を繰り返しながら、日々の番組を作り続けてきました。そこには、何代にもわたる中日両国のスタッフの心血が注がれ、それは中日関係が迎えた幾多の困難の際にも、少しも変らぬものでした。
今年、中国国際放送局は開局77周年を迎えました。今お聞き頂いている日本語放送、そしてご覧頂いているウェブサイトは、多くの若い人材が毎日創意工夫を重ねて創り出しているものです。中国に生まれ、何かのきっかけで日本の言語や文化に魅かれた一人一人が、尽きることのない好奇心を「中国の人々に日本の魅力を伝え、日本の人々に中国のありのままの姿を伝える」作業に惜しみなくつぎ込んでいます。
人間にとって、70年という時間は、一生のうちに一度しか経験することのできないものです。だからこそ、私たち日本語部は、この長い長い時間(とき)を、強い未来への想いでつないできました。
また、ここ数年は、これまでと同じようにラジオを主にしながらも、現在ご覧のウェブサイトのほか、様々なSNSを利用することで、映像や文字による発信にも注力する様になりました。まだまだ拙いところもありますが、これまで同様、一日一日を大切に、一言一言に思いを込めて、「中国の声」を伝え続けます。
視聴者の皆様、そしてユーザーの皆様におかれましては、これからも変らぬご声援とご指導を賜りますよう、ここにお願い申し上げる次第です。
中国国際放送局(旧北京放送)
日本語放送部一同