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胡映祥さんと野生甘茶の物語ー3
   2006-01-16 20:53:39    cri

 

 

 胡さんはまた木の種の育成の面でいろいろ工夫しました。樹齢の高い木を見つけるのはなかなか難しいようです。この木は葉っぱだけではなく、木の幹も糖分が高く、甘いので、虫がこの木を噛みます。そのため、この木があまり大きくならないうちに虫に噛まれ、枯れてしまいます。この木をどういうふうに育てたらいいか、胡さんはいろいろと模索して2つの方法をまとめました。1つ目は枝挿し繁殖です。つまり、春になると、この木の枝を土に挿して、その枝が根を下ろし、木の目が育つのを待ちます。2つ目は木の苗を育成することです。この2つの方法によって、胡さんは6ヘクタールぐらいの苗育成基地を作りました。3年後、これらの木から葉っぱが取れます。胡さんによりますと、これからこの木をどんどん植えていくとのことです。工場に葉っぱを供給するだけではなく、山の緑化率を上げ、土壌と水を保ち、洪水や土砂崩れなどを防止できます。

 胡さんの工場は地元の農民にも収入をもたらしています。胡さんは毎年、お茶の葉っぱを2万キロ加工し、これはほとんど地元農家から購入したものです。彼はまた、地元の農家に知識を与え、甘茶の野生木の人工栽培の技術を教えています。現在、野生甘茶産業は地元農民が収入を増やす重要な財源です。野生甘茶の価値が分かった農民たちは進んで野生木の保護に取り組むようになりました。

 胡さんと同じ村に住んでいる楊建成さんは、県内で野生甘茶を売る専門店をオープンしました。彼は、今、顧客はみんな野生甘茶の自然のままの甘みが好きで、この茶の売れ行きが非常にいいと話してくれたと、また、「野生甘茶はここで販売して、顧客に結構人気がある。多くの人はこれを長期的に飲んで、高血圧や体の内分泌をを調節する。また、土産として買って親戚や友達に上げる人も多い。私の店で一年に300か400キロ売れる」と語りました。

 現在、胡映祥さんは彼の開発したお茶に、"大樹坳"というブランドを登録しました。去年5月に、このお茶は湖南省科学技術成果博覧会で金メダルを獲得しました。また日本やアメリカなどの国にも輸出しています。現在、胡さんは野生甘茶の開発を深めています。お茶を加工するほか、飲み物、薬品の衣、お茶の酒などの製品の開発にチャレンジし始めました。

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