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出稼ぎ労働者の生活
   2006-01-10 14:12:00    cri

 中国の都市化につれて、都市部へ出稼ぎに行く農家の人々は1億2千万人に達しています。彼らは都市部で働いて、仕事で事故に遭ったり、給料が指定日にもらえなかったりすることがあります。こうした問題を解決するため、中国政府は専門の対策グループを設けています。

 河南省から大連市に出稼ぎに来ている尹家奇さんは自らの経験を語ってくださいました。

 「私達工事現場で働いている労働者は月に1800元の給料を約束されています。しかし、去年大連市のある不動産会社で働いた時、約束した給料はなかなかもらえません。政府が、農村部からの労働者への給料支払いの延期を禁止する命令を見て、関連部門に私たちの事情を報告したら、すぐに不動産会社に働きかけてくれて、給料は全部もらえました。大連市で働く殆どの出稼ぎ労働者はすでに給料支給のことで困ることはなくなりました」

 中国政府の各クラスの社会保障監督部門は去年上半期だけで、出稼ぎ労働者への給料支払いを怠ったのを7万件摘発し、30億元余りの給料が労働者の手に渡されました。

 尹家奇さんにはうれしいことがもう一つあります。それは、大連市で小学校に通っている娘さんが余分に600元を払わなくてもよくなったことです。これまで、尹さんの娘さんは戸籍を大連市に置いていないため、小学校に通うにはほかの生徒より余分に600元を払わなければなりませんでした。出稼ぎ労働者の権益を保護しようと、大連市では、この600元を取り消すようにしました。

 尹さんの娘さんが通っている大連市中山区の春海小学校を訪ねました。この学校は市の中心部に近く、きれいなキャンバスを持つ学校で、設備も整っています。娘さんの紅燕さんはここで楽しい毎日を送っています。紅燕さんは次のように話してくれました。

 「四年生です。先生も同級生のみんなも私のことを気にかけてくれます。よく同級生と一緒に遊びます。成績はまあまあです。この前の試験は四番目でした」

     

 出稼ぎ労働者の権益が保障される一方で、田舎に残っている人々も生活がますますよくなっています。成善君さんの家を訪ねました。広い庭は整然としていて、南向きの二階建てが、この家の豊かさを示しています。40代の成さんの話によりますと、彼らの5人家族で、0.4ヘクタールの田畑を持っていて、野菜や小麦、米を作付けしていて、これによる収入は年間5、6千元になります。それに成さんと弟さんは暇な時に出稼ぎへ行っていくらかお金が入るので、一年間の収入は満足できるものです。

 成さんは、河南省の農家のうれしいニュースを教えてくださいました。「農村部の税金はすべて免じられました。もともと一人当たり200元でしたが、いまではなくなったから、これだけで、一家で1400元ぐらい節約できます」

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