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胡映祥さんと野生甘茶の物語ー1
   2006-01-16 20:54:46    cri


 中国中部湖南省の武陵山脈が延々として数百キロ続き、海抜が高くて植物の種類が豊富です。胡映祥さんの家族は世世代代、ここに住んでいいます。今年52歳の胡さんは小学校しか出ていませんが、聡明です。普段、田畑の仕事をしていても、収入がそれほど多くはありません。しかし、彼はお金を貯めて、雑貨店をオープンして、各種の日常生活用品を取り扱い、売れ行きも好調で、収入がかなり増えました。これは10年前のことでした。


 1996年、武陵山で洪水が発生しました。村のすべての家屋や道路が壊され、胡さんの家屋も雑貨店も例外ではありませんでした。

 この洪水は胡さんの人生を変えました。洪水は家屋を倒し、田畑も壊しました。何に頼って、家を作り直しますか。地元政府から支援金をもらいましたが、しかし、このお金は今の生活を徹底的に変えることができません。いまの生活状況を改善するため、自分の動労と知恵に頼るしかできません。胡さんはいろいろ考えて、最後は山の中のある野生茶木のことを思い出しました。

 「故郷の特別な気候と土壌などの条件で、この木を育てている。この木の葉っぱを口に入れて噛んで、体内の熱を追い出し、喉が渇かなくなる」と語ってくれました。

 胡さんが言った谷に茂っているこの野生茶木は、常緑喬木で、高さが2メートルぐらいです。その葉っぱを噛んでみると、砂糖水と同じように甘くて美味しいです。村人は山に上って田畑に行く時、ほとんど水を持っていかなくて、この木の葉っぱを口に入れて噛むと、喉が渇かなくなります。

 この野生茶木はずっと昔からあるのに、地元の人はあまり知りません。それどころか、この木がどんな名前かさえ分かりません。この野生茶木をお茶に開発しようと考えた胡さんは関連本や資料を買って、勉強し始めました。いろんな本を読んで、やっとこの木の名前が見つかりました。ラテン語の名前がついており、中国語では、「多穂石柯樹」といいます。その甘い葉っぱが血圧を下げ、体の免疫機能を高め、肝臓を保護し、体の老化を防ぐ効果を持っていることが分かりました。胡さんはこの木の葉っぱを商品化したら、きっと人々に好まれるだろうとひらめきました。

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