広場のほうに目をやると、突如あらわれた大型スクリーンの度迫力に圧倒されました。長安街に沿って、広場の東西両端に設置されており、「広さ360平米、100メートル先からでも鮮明に映像が見られる」という大型スクリーンです。
流れてきたのは、また実に鮮やかな映像です。黄色い瓦の海が波打つ故宮が、幻想的な色合いに包まれており、魔力を放つ水立方や鳥の巣…
また、川の流れのように過ぎ去る自動車の大群や、公園の中で太極拳をし、四合院で優雅に鳥と戯れる北京市民の姿も…
映像が流れ続けている大画面の裏には、でんと動かずに立ちはだかっている石作りの国家博物館と人民大会堂。絶妙な空間が出来上がっています。ダイナミックな動きと静けさの融合だけでなく、動と静、ハイテクと古典、建物と人間、古代と現代、夢と現実の巧みなミックスでもあります。
これから、壮大なショーがこの広場をステージに上演される。そんなムードが十分に伝わってきた大画面でした。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |