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中日協力に友好的な橋をかける――中華人民共和国国際科学技術協力賞の受賞者・栗原博教授(下)

2012-02-23 21:31:59     cri    


栗原博教授

 今回の授賞について、栗原教授は、「とても嬉しいです。日本にいる両親も喜んでいます。この事業を始めた時に、賞をもらうとは考えたこともありませんでした。しかし、今日、中国政府がこの賞を私に授与してくれたことは、私を認めてくれたと言うことです。本当に嬉しいです」と笑顔で語ってくれました。また、「胡錦涛国家主席、温家宝首相など数多くの中国の国家の指導者が私と握手してくれました。特に胡主席は私に、漢方薬は非常に重要で、きちんと研究して、国際協力も強化してくださいと話しました。これに私は大いに鼓舞されました。これからも引き続き努力したいです」と興奮気味に語りました。


科学技術部の王志剛副部長と言葉を交わす栗原博教授

 今後の目標について、栗原教授は、「うちの実験室の研究の方向はとても集約的で、心理的プレッシャーと病気の関係を研究することです。私たちはこの課題をすでに研究し始めています。次の重点は更に詳しく、明らかになるように研究することです。私から見れば、数多くのことを研究していますので、必ずしも、すべてのことに結果がでるとは限らないのです。集中的にひとつの小さな課題を研究し、数十年を研究に費やし、一生やり続けることは、とても難しいことだと思います。私たちはこの課題を研究し続け、私の助手も今後これを研究し続け、課題を変えることなく、ただこのひとつの研究テーマを代々続け、世界一になりたいと思います。現在、私たちは200編以上の論文を完成しました。これからもよりよく、より多くの成果を出したいと思います。漢方薬分野の小さな課題を解決できることを私はとても嬉しく感じます」と真摯に述べました。(取材:李陽、チェック:高橋)


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