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北海道スキー連盟常任理事・三品章男さん(下)

2012-01-20 13:12:01     cri    

雪で結ばれた絆をどこまでも

世代も国籍も超えて


























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 ■故郷の大自然が貴重な財産

 ――昨年3月11日の東日本大震災は、北海道のスキー観光に影響を与えましたか。

 3・11大震災によって、北海道もその直後から大変な痛手を被っています。世界大会を含め、たくさんの行事を中止せざる得ませんでした。北海道そのものは、地震による被災は全くないし、放射線による汚染も全くないものの、風評被害で海外からの観光客はゼロに近かったのです。

 幸い、秋口から回復し始め、前年に比べて70%まで回復してきて、冬のスキーに関しては80~90%までは戻る感じはします。100%に戻るまでに、まだ時間がかかりますが。

 ――最近、中国から北海道に行くスキー観光客が年々増えているようですね。

 確かにその通りです。10日から3週間ぐらい滞在し、北海道のいくつものスキー場を回ってスキーをする富裕層の方も現れています。

 中国のお客さんによく褒められるのは、空気が美味しい、水が美味しい、青空が透き通っていることです。北海道の自然が私たちの大事な財産ですが、それを中国のお客さんに教えられているのが事実かもしれません(笑)。

 ――北海道の雪の特性は?

 北海道は空気が乾燥していて水分が少ないため、降る雪の98%が空気だと言われています。「シルキー」だとか、「パウダー」だとか、「ダウン」だとかという言葉が使われていますが、限りなく軽くて、いつでもふかふかの柔らかい雪なのです。  

 スキーヤーは膝位の雪、あるいは、太ももぐらいまである雪をゆっくり膝を曲げて滑って降りてくる。雪を飛ばしながら滑る爽快感が味わえます。それは、他のスキー場にない喜びの一つです。


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