中国の習近平国家副主席が13日、アメリカに対する訪問を始めました。これは中米関係において大きな出来事となります。
習副主席はワシントン、アイオワ州、ロサンゼルスの三ヵ所を訪れる予定です。
ワシントンでは、オバマ大統領、バイデン副大統領、クリントン国務長官、パネッタ国防相及び上下両院の民主党と共和党の指導者と会談し、双方が関心を持つ両国問題、地域及び世界問題について意見交換を行います。中米両国の国情が異なるので、一部の問題で食い違いが存在するのは当たり前のことですが、共同の利益が食い違いより大きいことから、協力が両国関係の主流になるものです。これまで、両国関係において戦略的な相互信頼が欠けていました。これを解決するために、2つのルートがあります。まず、コンタクトを増やすこと。対話や交渉、議論を通じて、それぞれの戦略的な意図と政策方向を明らかにし、互いに理解を得ることです。第2は協力を増やすこと。具体的な課題での協力を通じて、共同の努力による成果を重ねて、相互信頼を築くことです。習副主席の今回の訪米は両国の首脳にとって、コンタクトを取る機会となります。今年アメリカでは総選挙の年で、中米関係がアメリカの国内政治に妨げられる可能性があります。しかし、習副主席の訪米は両国関係の安定を保つには特別な意義があります。
農業は中米協力の重要な分野です。現在、中国はアメリカの農産物輸出の最大輸出相手国で、アメリカは中国の農産物輸出の三番目の輸出相手国となっています。2001年から2010年までに、両国の農産物の貿易額は41億ドルから245億ドルまで増えました。このほか、両国は農業技術や科学技術の人材交流などの面でもよく協力を行っています。アイオワ州はアメリカで農業が進んでいる地域で、大豆や綿花、トウモロコシ、豚肉などが多く生産されています。習副主席のこの州に対する訪問と一連のイベントを通じて、両国の農業分野での協力は一層推進されるに違いありません。
経済貿易は中米関係の基礎で、この面での共同利益と相互依存度はより明らかなものです。中米両国は互いに相手の第2の貿易パートナーとなり、去年、両国の貿易額は4400億ドルを超え、今年は5000億ドルを上回ると見込まれています。交流が盛んになるにつれて、食い違いと摩擦が避けられないものです。現在、アメリカは経済的に厳しい状況に置かれています。中国はアメリカ経済の不景気のスケープ・ゴートにされやすいです。共和党の大統領候補者は去年から中米の経済貿易関係を利用してあれやこれやと中国を攻撃しているし、オバマ大統領もこのほど行われた一般教書で中国に対し強硬な手段を取ると言っています。習副主席は今回の訪米期間中にアメリカの指導者とこれらの問題について率直な議論を進めます。一方、今回の訪問とロサンゼルスでの活動を通じて、両国のこの面での協力が一層推進されるものでしょう。(東)
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