習近平国家副主席は14日から24日にかけて、バングラデシュ、ラオス、ニュージーランド、オーストラリアの四カ国を歴訪しました。今回の歴訪について、これに随行した張志軍外務次官は「習副主席の今回歴訪は、親善と協力の旅であり、友情を固め、信頼を強め、協力分野を拡大するという目的を達成し、成功に収めた」と評価しました。
この四カ国との各分野における互恵協力を強化することは、今回訪問の重要な課題でした。訪問期間中、習副主席は四カ国の指導者と、新しい情勢の下での協力のチャンスを逃さず、協力の内容を充実させ、協力レベルを引き上げていくことを確認しあいました。
バングラデシュを訪問中、習副主席は、これからも出来る限りの援助を提供するという中国政府の立場を表明しました。ラオス訪問では、両国の関連部門と企業が経済技術協力協定、それに経済貿易、金融、電力などを含めた18の分野の協力についての文書に調印しました。ニュージーランドで習副主席は、両国の自由貿易協定についてのシンポジウムの開幕式で、両国の貿易や投資などの分野で行なわれている全面的な協力を新しい段階に引き上げるための四つの提案を行いました。
また中国・オーストラリア経済協力フォーラム主催の昼食会で行なった基調演説で習近平副主席は、エネルギー資源での戦略的協力の深化や新興産業の協力分野拡大、自由貿易協定調印のための交渉の推進、貿易と投資分野での保護主義の反対という4つの提案を行ないました。
歴訪したこれら四ヶ国の首脳と会談した際、習近平副主席は、上海万博へのこれら4ヶ国の支持と積極的な参与に感謝した上で、これら4ヶ国が上海万博を通じて中国との人的交流、文化と教育、それに観光などでの協力を強化し、中国との友好往来、特に青少年の交流を推し進めていくよう提案しました。
習近平副主席はこのほか「グローバル化が進むにつれ、国と国、国民と国民とが交流と対話を強化し、相互理解を促進させ友好関係を結ぶことは、世界発展の勢いに応えたものだ。心と心の交流は文化教育分野にとって重要なものだ。様々な文化と人的な交流を通じて国民の心と心の交流を推進し、伝統的な友好関係を強化すると共に、これからの新たな架け橋となっていくよう期待している」と述べました。(朱、万)
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